就職ではなく留学の選択も! 明利憲幸
今回インタビューさせて頂いたのは、明利憲幸さんです。明利さんは、大学卒業後、スチューデントビザを取得してオーストラリアに留学をなされていました。日本の人は基本的には大学卒業後、就職だが、明利さんは、就職でなく、留学という選択をしました。なぜ、その選択をしたのか?そこから学んだことは何なのか?についてフューチャーしていきたいと思います。
それでは、明利さんよろしくお願いします。
なんで明利さんは、就職でなく、留学という選択をしましたか?
周りと同じ時期に就職活動を初めて半年以上は続けてたけど、ピンとくる場所がなかった。理由は自分が何をしたいのかわからなかったからだと思う。
とりあえず就職して、そこで何かしら経験して自分を発見する道も全然ありだとおもうけど、個人的には楽しくなさそうだったから、それはやめた。
で、当時一番したかったことが海外で生活すること。留学前に1ヶ月だけアメリカで一人旅をしたことがあって、その時に海外のおもしろさを肌で感じ、それが日本より楽しく思えたことが理由かな。
では、どういうところに海外の魅力を感じたのですか?
海外のおもしろさっていうのは、
ラフで言いたいことをはっきりと言える人間関係(日本では気まづくなりそうな言葉でも、向こうではそれを笑顔ですんなりという人の割合が多い)、景色(広々とした土地など)、英語を話すことなどかな。
国際問題の現実というのは、ある特定の国際問題を問題と言っているのはある特定の人のみということ。
国々の特色っていうのは、例えば、日本や韓国人は比較的組織を重視する意識が強いけど(就職を考える率が多い)、インドやヨーロッパ、オーストラリア人は個人を重視する意識(自分が何をしたいのかがはっきりしている)が強かった。
また、オーストラリアは多人種で、日本にいると大半は日本人だけど、オーストラリアの自分が行った街だと半分がオーストラリア人で半分が外国人だった。アジア人、アメリカン、ヨーロピアンだったりした。
だから、あんまり自分が外国人て意識がなかった。例えば、別の国へ行っていたら自分が外国人だと思って控えめにすると思うけど、半分が外国人だから特別自分が外国人だって意識はなかったかな。
現地の人は日本人のことをどのように思っていると思いますか?
たぶん、物静かだとおもっていて、発展途上国からしたら先進国だと捉えられている。
実年齢をいったら驚かれるほど若いと思われている。「そんな年取ってたのって!もっと若く見えるって」
でも、日本よりは差別はあった。例えば、オーストラリア人のがたいの良さそうな人なら店員とお客の間柄でもお客を馬鹿にしたりとか例えば商品を渡すときにおっ放り投げたりとかする。実際、自分はほっぽり投げられなかったが、目線を合わせなかったり、スマイルを見せなかったり、適当に渡すような形は結構あるかな。
アポリジニとかいるけど実際街中には居なくて、アポリジニの文化を廃れないために、楽器演奏とかストリートで演奏をしている。結構、オーストラリアっていう国は外国の人が住むのを構いませんよって国だからそういうスタンスでやってて、例えば韓国の学生がオーストラリアに行きたいときは政府間でのやり取りがあって結構楽に行けて、どんな人種でもウェルカムっていう感じになっている。
オーストラリア人の食事ってカンガルーの肉とかあるけど、普段から食べているかって言われたらそうではないし、例えば、日本のすしのようにそんな頻繁に食べるものじゃないから、実際食文化に際立ったものはないかな。街に出れば、イタリアンも韓国料理もすしもあるから、日本に近い。
現地で学んだことは何ですか?
学んだことは国際問題の現実、国々の特色、英会話。
まず、英語が話せるようになったっていうのが確かで、また、海外に行く前は少し勇気がいるような気がしていたけど、行っちゃえばたいしたことなかった。例えば、学校のプログラムとかで行くなら、友達と一緒に行ったりとプログラムに守られて行くことが出来るかもしれないけれども、自分で行くとなったら、どの場所が安全地帯で、どの場所が危険地帯で、とかどの街が勉強に適した街なのかとか調べて行かなくちゃ行けなくて、準備する期間がひとりで長い分少し不安にもなると思うけど、実際に行ってみると、日本とあまりかわらない環境がそこにあった。
カルチャーショックはありましたか?
家の中にゴキブリが出てもあんまりビックリしない、一歩街を出たら自然豊かってのがオーストラリアだから、虫も大きければ、動物も大きくて、ゴキブリも大きかったんだけど、ゴキブリが出たら平気で殺して、庭に投げて、その庭を平気で走るみたいな感じだった。
コミュニケーション仕方の違いとかはありましたか?
オーストラリア人は言いたいことをはっきり言う、例えば、学校の先生だったら、長引きそうなら、次の日にしてくれ、今はビジネスの時間外だとはっきり言う、それをうやむやにするんではなくて、笑顔で、はっきり伝えていた。自分が思っていることを伝えているなと思ったし、そこが差別にもつながっているんだなって思った。自分はあなたたちの人種が嫌いだからそういう対応をするよみたいな。逆に優しい人はとことん優しくしてくれる。
行く前と行った後、価値観の変化はありましたか?
例えば、実際の人たちは国と国の間にある問題を問題意識していない。例えば、韓国と日本だったら、韓国の一部の人は領土の問題を問題視してるけれども、実際聞いてみたら、そんなことどうでもいいって言う人ばかりだった。海外で会う韓国人は。日本が昔侵略したって過去があるけれども、実際そこを気にしている人があまりいなかった。メディアで取り上げられているのは一部の人のみだって感じた。
メディアは一部を公開してくれてそれは大事だと思うけど、それは一部にすぎないと思う。
最後に、海外に行く人に一言お願いします!
何を目的として海外に行くかにも変わると思うけど、今後ビジネスとして英語をつけ得るために行くのであればちゃんと現地の人とコミュニケーションを取った方がいい。例えば、学校に行くとなると、アジア人とアメリカ人とヨローピアンとに授業は一緒に受けるけど、授業後はその人種ごとのグループに分かれてしまって群れるから、あまり言語も発達しないし、コミュニケーション能力も高まらないから、積極的に現地の人とコミュニケーションを取ろう。人種ごとに違うけど、面白いことには存分に笑うし、面白くないことには笑わない、そうはっきりしている方が好かれると思う。相手の顔色をうかがわないことが大切で、相手はそこを見抜いているから。