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旅するように働く 橋本博司

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NPO法人HERO 代表理事 橋本博司

◇プロフィール◇

大学時代にカンボジアに行き、そこで子どもたちに勉強を教えてほしいとせがまれた経験からカンボジアに学校を作ることを決意する。

23歳で飲食店を経営。その後、1年間の世界一周新婚旅行に旅立つ。新卒採用の仕事を経て、2011年2月NPO法人HEROを立ち上げカンボジアに子どもたちが無料で通える学校を4ヶ所建設。2013年夏には5ヶ所目の学校を建設予定。現在は学校建設の他に貧困支援事業としてマイクロファイナンスならぬ、マイクロ養豚事業を準備中。また、就職するとカンボジアの子どもに教育の機会が提供される就職サイト『世界を変える就職ナビ』を公開。横浜ビジネスグランプリ「ソーシャルビジネス部門」で優秀賞獲得。

NPOとしてカンボジアで学校建設を始めるまでは、どのような経緯があったのですか?

まず最初、大学を卒業して一度会社に就職しましたが、そこの会社を5ヶ月で辞めてからがスタートです。その1年後に八王子に飲食店を立ち上げて、なんとか2年でお店を立ち上げるのにかかった借金を返したので、一度お店を友達に譲り、1年間嫁さんと新婚旅行で世界一周に旅立ちました。帰国後は、師匠と慕う先輩から誘われて、介護の会社で人事の仕事をすることになりました。なぜ人事なのか言うと、その先輩に「途上国の就業支援や教育支援をやりたい」と言ったら、「その前に修行しろ」と言われ、その先輩の会社の教育担当と採用担当がいないから、お前ちょっとやれと言われたことがきっかけです。人事の仕事は4年半やっていましたが、その間に友達から「お店をやっぱり返すわ」とお店が戻ってきて、会社に働きながらもう一店舗増やしたり、また、同時進行で、NPO法人HEROを立ち上げて、カンボジアに学校を作ったりしていました。会社員との両立がなかなか難しくなって来たので、完全にその会社を辞めたのは2011年の9月で、そこから、株式会社ペイフォワードとNPO法人HEROの運営を行っています。

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では、今までに、どのような国に行かれましたか? 

僕は、トータルで30カ国以上周っていて、始めて行ったのは、大学2年生の時、友達と2人で、ギリシャとトルコを周りました。それを皮切りに、バックパッカーとして一人で、タイ、カンボジア、マレーシア、ラオス、ベトナム、シンガポール、ニューヨーク、モロッコに行きました。

 バックパッカーで20歳の時に訪れたカンボジアで衝撃を受けて、そこから、途上国の活動をやろうと思いました。そして、カンボジアで衝撃を受けた半年後には、カンボジアでボランティアに参加したりしました。

 旅が好きなので嫁さんと一緒に世界一周旅行に行った際には、370日をかけて26カ国周りました。全然サイトは更新していないのですが、、旅のおさそいというサイトがあるので、訪れた国の情報などが書いてあるのでぜひ参考にしてください。

数多くの国に行かれた橋本さんですが、最初に海外にいくことになったきっかけはなんでしたか?

最初はギリシャとトルコに行ったのですが、友達と「カラッとした、暖かい場所にいこうぜ!」みたいな感じで、深い意味もなく軽い気持ちでした。地中海って響きがステキだったので(笑)。

では、なぜ、その後、数多くの国に行ってみようと思ったのですか?

初めての海外で、リュックサック背負って何も決めずに行ったというのがスゴく楽しくて、また、現地での出会いとか、いろいろなものに触れたりするのがさらに楽しくて、この感覚にハマってしまいました。

 

何も予定決めずに、新しい街に着いた時の緊張感、ワクワク感がたまらなかったです。何も知らない町に一人でバスで降り立って、「さてこれからどうしよう?」といった、アドレナリンが出てくるような、ゾクゾクするものが、あって、二人でこんなに感じるのだったら、一人だと、どうなっちゃうんだろう?ってそこからバックパッカーとして旅するようになりました。

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