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カンボジアで実際にビジネスをした大学生 高橋佳弥

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今回インタビューさせて頂いたのは、慶應義塾大学商学部在籍でGatch株式会社インターンシップをなされている高橋佳弥さんです。

高橋さんは、アメリカに10日間語学留学、オーストラリアに5週間語学留学、ニュージーランド・シンガポール・マレーシアに青少年健全育成プログラムの同行員として行かれ、カンボジアには、1ヶ月Gatch株式会社のインターン生として行かれて現地で仕事をし、非常に海外経験が豊富な方であります。

それでは、実際に高橋さんが実際に海外で経験したことをインタビューしていきましょう。

高橋さんは、カンボジアでどのようなお仕事をなされていたのですか?

自分は、Gatch株式会社で主にEラーニング事業のカンボリッシュとオフショア開発事業の2つの事業に関わっていて、カンボリッシュでの仕事は、主に、講師のスケジュール管理と講師の採用、ネットのインフラ整備(ネット回線を落ちないようにする)を行っていました。また、オフショア開発事業だと、カンボジアでWebサイトを代行して作って欲しい日本企業の提携企業を探す営業をしていました。

カンボジアで仕事を行う上で、最初にどういうことを感じましたか?

カンボジアで仕事を行う上で、壁というか、コミュニケーション能力が非常に重要だと感じました。言い換えれば、英語力ですね。カンボジアでは、英語以外にクメール語もあるのですが、カンボリッシュでは英語を教えられる講師を採用するので、英語を話せれば問題はないのですが、英語が話せないと自分の言いたいことを言えなく、お互いの話が噛み合わなく話が成立せず、仕事にならない。だから、カンボジアでビジネスをするなら英語力が必須だと思います。

では、仕事をしてくうちに、悩んだりしたことはありましたか?

もちろんコミュニケーションもそうですが、文化も違うし、常識も違う。知らぬ間に自分が前提としていることがあって、それを常識だと思っているから、カンボジアの人の伝えずに「これはこうだよね?」って伝えると、「えっ!ちがくない?」ってなり、文化の違いを感じました。そこでもまた、コミュニケーションっていうものが大切だなと感じました。そして、文化の違いを相手に無理に押し付けちゃうと、カンボジアの人はついてこないし、価値観を分かった上で、尊重してあげなければいけないから難しいと思いました。

また、カンボジア人の文化として、時間にルーズで、それでいて連絡がつきにくいんです。このことは、カンボジアと日本を介してカンボリッシュを行っているので、2国間に文化のギャップを埋めなければならず、ユーザーはもちろん日本人なのだから、日本人の価値観に合わせなければいけない。したがって、遅刻などは致命傷となります。なので、僕は、遅刻を無いようにと言っているのだけど、これがなかなか難しくて、僕だけならず、現地のスタッフも苦労しています。時間に間に合うように、「レッスンの15分前には準備しといてね」っていうと遅くても5分前には着いてるかなって保険をかけている方法も取り入れているんですが・・・

まだ、完璧とは言えませんが、今後、完璧なサービスを提供できるよう、頑張っていきたいと思います。

高橋さんは現地でお仕事をなされていて、なんで、日本企業がカンボジアでビジネスをすると思いますか?

日本ってサービス思いついたとしても、先に誰かがやっていたりするけど、カンボジアではそれが少ない。だから、プランを思いついたときにやっていなかったりするから、プランを思いついたときに行なえて、先行者利益を得れるからじゃないかなと思います。そして、今が旬じゃないのかな?って思います。

しかし、先行者のメリットがあるからとして、日本と違い、下水道とかのインフラが整備されていないから、雨降ったら一発で、洪水になったりするし、下水詰まっている状態で洪水してるので汚物も洪水と一緒に流れていて、衛生環境は良くないのが現実で、そこを我慢できる起業家にはおすすめをしたいです。

カンボジアでの生活はいかがでしたか?

カンボジアは、40℃くらいの暑い国で、冷房もあまりなく、普通に夜とかも道ばたにハンモックで寝ている人がいるくらいにとにかく暑いです。

あとは、まだそんなに発展してないという印象を受けました。

プノンペンみたいな都市部だとビルとかが建ち始めてるけど、その場所をちょっと出ると、川の水で生活水としていたり、スコールで洪水になるから高床式の家に住んでいたり、道路も舗装されていなかったりという生活で、驚きました。

一回、Gatchの人と別の会社の人と結婚式に行ったんですが、結婚式は夜に行われる予定で、真っ暗な中、まったく舗装されていない落とし穴ばかりの道を男三人スーツで2時間くらい歩いて、結婚式が行われている場所まで行きました。最終的に着いたら新郎新婦とあった瞬間に抱き合って、まさに、感動の再会みたいになって、そこも驚きました。

また、食生活においては、僕があっちでよく食べていたのはバイチャーっていう普通のチャーハンとミーチャーっていう普通の焼きそばでした。多分、そんなにカンボジアの郷土料理で有名なのはないのかなって思いました。一番よく聞いた郷土料理はスープ系の料理なんだけど・・・忘れてしまいました・・・(笑)

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高橋さんが忘れた、カンボジア料理についてはコチ

カンボジアでここが嫌だなっていうのはありましたか?

ODAの看板で”日本の支援のおかげでこの建物は、建てられてます”みたいなのがあったんですが、そこで働く重機に、デカデカとサムスンってあって悔しいなって感じました。それ以外にも、カンボジアは日本のメーカーよりも、中国や韓国のメーカーが入ってきていましたし、K−POPが凄く入ってきていて、あげく、ハングルしゃべれるとかっこいいみたいな風潮もありました。このことは、カンボジアだけでなく、東南アジア全体と言っても過言でないと思います。

最後に、カンボジアで注意すべき点はありますか?

警察が一番危ないということを覚えていて欲しいです。カンボジアは、賄賂がポピュラーで、警察も給料が安いからいかに小遣いを得るかを考えています。例えば、道端でちょっとでも違反してそうで気になるやつがいたら、すぐ止めて、違反しているところを洗い出されて、お金を出させなくちゃ行けない状況になってお小遣いを得ようとします。また、事件とかに巻き込まれてもお金でもみ消されてしまうこともあります。あんまり日本的なイメージで夜とかで歩くと痛い目に合ったりするので、そこは、ここは日本じゃないという意識を持つべきだと思います。そして、その意識さえ持てば、楽しいものになると思いますし、カンボジアでは、1ドルさえあれば、お腹いっぱいご飯を食べれるので、あんまりお金を気にしなくていいですし、カンボジアは、北朝鮮と国交あるから、北朝鮮のレストランあったりして、日本じゃ体験することも出来ないようなことも体験できて、とても良い思い出になると思います。

 

 

こんなにスゴい!

 

高橋さんのきっかけとなった、アメリカ、オーストラリアでの語学留学、ニュージーランド・シンガポール・マレーシアに青少年健全育成プログラムの同行員について綴ったものは・・・

 

コチラ!